税金をクレジットカードで支払う時代？カード支払いのメリットを解説

クレジットカードの存在は今ではごく身近なものになっています。

クレジットカードでの税金払いもできるものがあります。

そこで、クレジットカードでの税金支払いについてここでは見ていきましょう。

クレジットカードは、税金の支払い(納税)もできる

クレジットカードが１枚あれば現金決済不要で買い物ができますし、身分証明書としても活用できます。

クレジットカードにはキャッシング機能もありますので急なものいりがある時などでも、手元にカードがあれば大丈夫です。

クレジットカードはさまざまな支払いに利用でき、最近では電気やガスなど公共料金の支払いにも使えたりととても便利になりました。

これまで、自治体や国に対する支払いとなると口座振替や振り込みが主体でした。

クレジットカードを使っての支払いはできなかったため、何かと手間がかかりました。

近年では、アメリカやヨーロッパだけででなく韓国もクレジットカードで税金引き落としができます。

クレジットカードを使っての税金や公共料金の支払いは、ここ何年かで日本でもできるようになってきました。

東京都などでは、車にかかわる税金をはじめさまざまな税金がすでにクレジットカードで支払えるようになっています。

税金をクレジットカードで支払うメリットと注意点

税金は年間にするとかなりの金額です。

クレジットカードで支払えれば、支払う側にも受け取る国や自治体にもメリットがあり、とても魅力的なはず。

国家単位での取組などで、クレジットカードで手軽に税金の払い込みができるようになることが期待できます。

しかし、注意点もありますので、ここでその注意点を見ていきたいと思います。

手数料が必要になる

税金をクレジットカードで納付する場合、手数料がかかります。

東京都の場合、税金の種類を問わず、税額10,000円ごとに一律80円(税込)の決済手数料が発生します。

手数料がかかってしまうため、支払いの際に割高になることが多いです。

地方税のクレジットカードでの納付は、各自治体へ確認を

クレジットカードでの地方税の納付方法は、都道府県、市区町村によって利用できる決済サービスが異なります。

なかなかその環境の整備に時間がかかるせいなのか、各自治体によってできたりできなかったりしています。

税金を国や自治体に納める意味を考えると、クレジットカードと税金を対応させるということが大変なことが分かりますよね。

カードでの納税は領収書が発行されない

税金をクレジットカードで納付すると、個別の領収書は発行されません。

支払い内容は、クレジットカードの利用明細書で確認しましょう。

ただし、例えば自動車税などの納税証明書は、各都道府県の税事務所窓口で納税証明書の発行申請をすれば発行可能です。

ただし、時間がかかる場合も多いので、「車検が近いため納税証明書が早急に必要」という場合は注意しましょう。

手続きの取り消しはできない

原則として、クレジットカードで納付した税金の手続き取り消しはできません。

別のクレジットカードで精算したい場合や、現金で支払いをしたい場合でも、後から取り消すことはできません。

ただし、税金を多く支払ってしまう「過払い」をした場合は、税務署で還付金手続きをすると多く支払った税金が戻ってきます。

まとめ

クレジットカードで支払えるおもな税金は、法人税、相続税、贈与税などの国税や住民税、自動車税、固定資産税、といった地方税などがあります。

クレジットカードで税金を納付するメリットはたくさんありますが、注意点もありますので、それらを理解した上で、ぜひ検討してみてくださいね。